今回も私が訴える「佐倉から21世紀枠での甲子園出場」が叶わなかった。
今回の決定を仮に、「佐倉の高校」だとしたらワクワクするし夢が膨らむます。
今大会の枠は、21世紀被災地の石巻工、淡路島出身者だけで県内の強豪校と互角に戦った兵庫県の洲本高校、寒冷地で小規模校のハンディを克服した北海道の女満別高校。
三校の戦いやヒューマンドラマに注目して行きたいと思います。
また、時を同じくして地域新聞で佐倉南高校 野球部の記事が掲載されましたので紹介します。
千葉県立佐倉南高等学校野球部
~おめでとう!平成23年度秋季千葉県高等学校野球大会ベスト16位~
昨秋、県立佐倉南高等学校(以下 南高)野球部が、秋季千葉県高等学校野球大会においてベスト16 (参加161校)に入る快挙を成し遂げた。
学校は佐倉の南、緑に囲まれ、日々、明るい学校生活を送るごく普通の子どもたちが集まる部員は現在25人、家族的な環境でのこの快挙。「実は秘密があるのです。」と職員のみなさん。その秘話を伺った。
南高野球部古谷監督は1年目とまだ新しい。昨年4月、就任直後から部員たちには甲子園神話を捨てさせた。
高い目標より、まずは足元を固めて自分の意思で動ける人間になることや目標は自分にあることを日夜部員たちに言葉と行動で伝えた。
南高自体、昨年1月から「ユネスコスクール」に加盟、持続発展教育に取り組んでいた。持続発展教育とは地球的視野で様々な課題を自らの問題として捉え、持続可能な社会の担い手となる人材を育成することで、身近なところから取組む。自ら問題を感じて探し、動き、解決に導く。その姿勢は偶然にも古谷監督の思いと重なった。
校内では、これまでの清掃や福祉活動をユネスコ活動として継続する中で、生徒たちからはエコキャップなどの環境問題、義援金や手づくりによる被災地支援などの活動が自然に生まれでた。
野球部も、常に何ができるかを考えて実践。トイレ掃除、植物の鉢植えや石巻商業高校野球部との交流など独自に動き、貴重な体験をした。
こうした地道な取組みで、生徒たちは日ごと変わって行ったという。
問題意識を持つ姿勢・解決への行動力は自信となり、挑戦への意欲も高めた。
ベスト16の秘密はこの意識改革であった。
さて、千葉県秋季大会ベスト16は、春の選抜甲子園大会の21世紀枠出場条件の一つを満たす成績。意識改革模範校としても優良。
日々の一瞬が未来へとつながっている。(けやき)
問い合わせ ℡ 043-486-1711
県立佐倉南高等学校教頭・釜萢(カマヤチ)
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