祝辞
卒業生の皆様、保護者の皆様 ご卒業おめでとうございます。
佐倉市議会を代表しましてお祝いの言葉をのべさて頂きます。
卒業生の皆さんが在学していた三年間は、国内では昨年の3.11があり、国政では政権交代、世界では、ヨーロッパの経済危機、中国経済の台頭、なでしこジャパンのワールドカップ優勝など、今までの価値観がくつがえるような、めまぐるしい三年間でした。
その中でも志津中学校の皆さんの復興支援の取り組みは震災直後から生徒会が中心となり幾度となく宮城県南三陸町の志津川中学校に義援金を送り支援を続けました。先日の3月11日も志津駅南口で地域活動に参加し、地域の皆さんと心を一つにして154,743円の義援金を集める事ができ、復興支援に役立てる事ができました。
私自身、震災直後から4回被災地におとずれ、震災がもたらした現実は目のあたりにして、肌で感じて、風を感じ、臭いで感じ、五感いっぱいに感じて来ました。「復興には、まだまだ時間がかかります。」卒業生の皆さん、在校生の皆さん、皆さんが成人しても、まだまだ、復興は続きます。今後とも、是非、志津川中学校との交流を機会に個人個人できる支援を続けていってください。
「また、機会を見つけて、早いうちに現地に行って現状を目に焼き付けてください。」きっと、「復興への力になろう!!」という強い気持ちがあふれることと思います。
さて、皆さんが住んでいる、志津地区は、これからの5年間、少子高齢化が加速する一方、都市基盤整備が進み、志津霊園問題の解決、西ユーカリが丘の開発、志津公民館の建替えと佐倉市総合計画のもと市政運営がすすめられております。
震災を機に、地域の果たす役割がいかに大切かという事を皆さんは実感した事と思います。卒業生の皆さんが成人する、5年後は志津地区の都市基盤整備や防災対策、福祉政策が構築され「志津地区の地域力が結束できているよう」地域の皆様と協力して地域の代表としてしっかり取り組んで参ります。その為には、次世代を担う志津中の生徒の皆さんの若い力と地域に対する問題意識の向上が必要です。是非、卒業生の皆さんは志津中学校で学んだ、地域への思い、そして、本日、最後の卒業式をむかえられた日暮校長先生はじめ、諸先生方の教え、仲間との友情、今日まで育てて頂いた両親に感謝し、佐倉の教育をベースとして「失敗を恐れず挑戦し」自分自身の夢に向かって行ってください。皆様の前途を祝し、ご挨拶とさせて頂きます。本日は、誠におめでとうございます。
平成24年3月14日
佐倉市議会議員 髙木 大輔
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