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2015年2月27日金曜日

2月議会で取組む 外国人観光について~大阪・黒門市場が外国人観光客に大人気!! 過去最高の1341万人 ソーシャルメディアの活用を参考にします。~

2月議会で取組む 外国人観光について、気になる記事を抜粋しました。

 2014年1月20日、日本政府観光局の発表によると、2014年の訪日外国人客数は1341万人となり、年間最多を記録した13年の1036万人を大きく上回った。伸び率が最も高かったのは中国で、前年の2倍近い241万人に達した。韓国が12%増の276万人、台湾は28%増の283万人、香港も24%増の93万人と大きく伸びた。円安により訪日観光の割安となっているほか、LCC(低運賃航空会社)航空便の就航・増便やクルーズ船の寄港が増えたことが要因となった。
人口減少が続く日本では外国人観光客は有力な経済下支え策となる。14年に日本を訪れた外国人の消費の合計額は日本の名目国内総生産(GDP)の0.4%程度となる計算。観光業への好影響なども含め、訪日外国人が日本のGDPを引き上げる効果は2.7兆円との試算もある。
中国旅行専門サイトの最新調査によると、2015年に中国人観光客に最も人気の高い旅行先は日本。調査対象者の39%が日本を旅行先の第1候補に挙げ、前年から10ポイント増加した。円安により割安な買い物ができることが大きな要因だが、日本の良好な環境や食べ物も魅力になっているようだ。14年10月に日本政府が外国人観光客を対象により優遇率の高い税還付政策をうち出したことも大きく影響した。日本政府は今年1月から中国人に対するビザ発給要件の運用を緩和、さらなる増加が見込める。
この結果、交通各社、ホテル・旅館、土産店など観光産業の売上急増につながっている。観光地別では東京、大阪、京都などに加え、特色ある自然豊かな北海道、沖縄の人気が高く、地元経済への寄与も大きい。ある旅行代理店では、温泉ツアー、スキーツアーなど日本向け旅行商品が飛ぶように売れているという。観光関連業者は「2月の春節(旧正月)にはさらに多くの中華系観光客が見込める」と期待している。

◆中国人観光客、半数以上が40万円消費
中国では輸入ブランド品に対する関税が高いため、中国の富裕層はブランド品を海外で購入しようとする傾向が強い。そのため、ブランド品購入目的の中国人観光客も多く、訪れる中国人観光客の半数以上が一回に40万円以上消費するとされる。主な購入品目は、カメラ・ビデオカメラ・時計・電気釜・服・かばん・靴などで。銀座や日本橋の百貨店や秋葉原の家電量販店での売上増につながっている。中国人観光客の“爆買い”は人口減で低迷する日本経済を支えているのだ。
中国人の間で「日本の商品は高品質」と信じられており、特に健康食品や化粧品は人気で、デパートやドラッグストアで大量に購入されている。日本製のランドセルもブームになっているようだ。日本の医療サービスを提供する医療ツーリズムの人気も高い。がんの予防医療のためのツアーも人気を集めている。

◆20年に外国人観光客2000万人目指す
日本政府は「観光立国」を標榜し、東京オリンピックが開催される2020年をめどに、日本を訪れる外国人を2千万人に増やす目標を掲げている。さらに30年までに年間3千万人に拡大する方針だ。
目標達成には、隣接し14億人もの人口を擁する中国からの観光客を呼び込むことがカギ。富裕中流層が増え続けている中国は世界最大の海外観光客送り出し国で、中国本土からの世界各国への旅行者が14年に1億人を大きく上回った。

ライブドアニュースより


■外国人の4人に1人以上がリピーター、大阪・黒門市場

 黒門市場には多くの外国人客が訪れています。それを強く意識したのは、2011年の東日本大震災の直後でした。黒門市場商店街 振興組合の事務長、國本晃生さんは「震災後、市場内はがらがらになって。こんなにもたくさんの外国人が来ていたのか、という声が
あちこちで上がった」といいます。半年も経たないうちに外国人客は戻ってきましたが、その時の危機感が現在の訪日客誘致の 取り組みに繋がったのかもしれません。

 黒門市場が訪日客誘致を本格化したのは2012年10月。着物姿の女性が外国人観光客に対して市場案内を行う「観光コンシェルジュ サービス」を3カ月間にわたって実施するとともに、アンケート調査を実施し、訪日客408名から回答を得ました。その結果、黒門市場に 来ている外国人はほとんどがFIT客(個人旅行客)で、特に香港(35%)、台湾(23.5%)からの観光客が多く、中には大阪に4日、京都と 合わせて1週間など、関西に長期滞在する人が多いことも分かってきました。

 さらに、黒門市場を何で知ったのかについては、インターネットやブログ、友人の口コミ、ガイドブックのほかに、観光案内所やホテル などに置かれている外国人向け多言語観光マップ「EXPLORER OSAKA/走遍大阪」を挙げる人が多く見られました。

 調査結果から外国語マップの有用性を痛感し、まずは南端の通り(南黒門会)からマップの作成を開始。翌2013年度には「観光対策 委員会」を設け、取り組みを市場全体に広げます。マップへの掲載は有料のため、掲載店舗は現在33店ですが、誌面は英語・繁体字 中国語に対応し、黒門の人気コンテンツが魅力的な写真入りで紹介されています。黒門市場の魅力がギュッと詰まったその誌面作りに 協力しているのは「EXPLORER OSAKA/走遍大阪」を発行する会社エースキューブ。外国語版マップ(A5版フルカラー小冊子)は 約8万部を発行。大阪市内の観光案内所84カ所、梅田、難波、関西国際空港などの周辺の宿泊施設に置いてもらっています。

 また、訪日客に「黒門市場で困ったこと」を聞いた調査結果では、「ごみを捨てる場所が分からなかった」「メニューが日本語しかない」 「休憩する場所がない」「自転車が多い」などの意見が寄せられました。黒門市場ではこうした課題に機敏に対応。各店舗に設置する
ポップの翻訳、自転車やバイクでの走行禁止などに取り組みました。2013年末にはちょうど売りに出た市場内の物件を購入し、 無料休憩所とトイレ、さらにWi-Fi環境を整備しました。市場内では大きな垂れ幕で無料休憩所などの情報を分かりやすく掲示。以前から 市場の南端の通りは客数の少なさが課題となっていましたが、休憩所が南側にできたこと、大きな垂れ幕を各所に設置したことで北から 南へ客の流れを創ることにも成功しました。

 黒門市場では施設整備後の2014年1月、改めて無料休憩所で「WiFi・スマートフォンを使用した集客実験」と、アンケート調査を実施。
20日間で260人の回答を得ました。この時は春節の時期だったこともあり、台湾(48.1%)、香港(31.9%)からの観光客は全体の80%を 占め、前回調査の58.5%を大きく上回りました。さらに、黒門市場に初めて来たという人は72.3%、2回目、3回目というリピーターは27.7% という数字が出ます。外国人観光客の4人に1人以上がリピーターという観光地は、果たして日本にいくつあるでしょうか。

日経ビジネスより

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