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2016年8月31日水曜日

第11回 マニフェスト大賞 エントリー!!「オストメイトや車椅子利用者等が必要とするトイレの表記を、行政が発行するマップに盛り込むことを実現」

第11回マニフェスト大賞(http://www.local-manifesto.jp/manifestoaward)に下記の取り組みをエントリーしました。
佐倉市議 高木だいすけ、松戸市議 関根ジロー、株式会社ゼンリン、日本オストミー協会千葉県支部による連名での応募しました。
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「オストメイトや車椅子利用者等が必要とするトイレの表記を、行政が発行するマップに盛り込むことを実現」~地方議員・地図会社・障がい者団体が連携して実現~
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■取り組み概要
行政が発行するマップにオストメイトや車椅子利用者等が必要としているトイレの表記が盛り込まれていないことが多い。そんななかで、佐倉市議 高木大輔、松戸市議 関根ジロー、株式会社ゼンリン、公益社団法人日本オストミー協会千葉県支部が連携して「佐倉市暮らしの便利帳マップ」にオストメイトトイレの表記を、「松戸市防災マップ」に車椅子用トイレの表記を盛り込むことを実現した。さらには、その後に作成した「千葉市中央区ふくし・防災ガイド・マップ」にはオストメイト及び車椅子利用者用のトイレ表記をマップに盛り込むことを実現した。なお、松戸市防災マップは松戸市長から感謝状を頂いた。
■行政が発行するマップに、オストメイトや車椅子利用者等が必要とするトイレの表記が盛り込まれていない
民間が作製するマップでは、オストメイトや車椅子利用者等が必要とするトイレを表記する動きが進んでいる。例えば、東京メトロ大手町駅構内図のトイレ表記には、ただ単にトイレマークだけではなく、どこのトイレに「車椅子対応トイレ」「オストメイト」等の機能が備えられているのか分かりやすく表記されている。東京メトロに限らず、ショッピングセンターや観光地においてもオストメイトや車椅子利用者等が必要とするトイレの配置状況をマップに盛り込む動きが加速している。
しかしながら、一方で、各自治体が発行するマップは遅れてしまっている。各自治体は、バリアフリー法に基づいて「車椅子対応トイレやオストメイト」等の整備に力をいれていることは事実であるが、せっかく「車椅子対応トイレやオストメイト」等を整備しても、その機能が備えられたトイレがどこに設置してあるのか、自治体が発行するマップに盛り込まれていることは稀である。これでは、どんな人にでも公平に使えるマップとは言えないし、行政こそが率先してオストメイトや車椅子利用者等が必要とするトイレの表記をマップに盛り込むべきである。
■地方議員・地図会社・障がい者団体が連携して実現
このことに問題意識を持った佐倉市議 高木大輔と松戸市議 関根ジローが、株式会社ゼンリンや公益社団法人 日本オストミー協会千葉県支部に協力を頂いたうえで、各市議会において提案し「佐倉市暮らしの便利帳マップ」にオストメイトトイレの表記を、「松戸市防災マップ」に車椅子用トイレの表記を盛り込むことを実現した。また、その後に作成した「千葉市中央区ふくし・防災ガイド・マップ」にはオストメイト及び車椅子利用者用のトイレ表記をマップに盛り込むことを実現した。これからも文化・言語・国籍の違い、老若男女といった差異、障がい・能力の如何を問わずに利用することができるマップの作成にむけて、オストメイトや車椅子利用者等が必要とする情報をマップに盛り込むことを全国に水平展開していく。

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特に力を入れた点、取り組みのポイント

■(佐倉市暮らしの便利帳)佐倉市にオストミー協会支部を設立
平成27年2月に、佐倉市議 高木大輔と佐倉市内のオストメイトの当事者が連携して「オストミー協会千葉県支部『佐倉の会』」を設立し(以下、佐倉の会と呼ぶ)、佐倉市に対して下記3つの要望活動を行った。
1つ目が、「市内の公共施設内に、オストメイトが使いやすい多目的トイレの設置を促進すること」
2つ目が、「市外から訪れるオストメイトの方々のために、オストメイト対応トイレの設置個所の一覧とマップを作成し、駅、観光施設など主要箇所に配置すること」
3つ目が、「今後、多目的トイレを新設する場合、オストメイトにとって使い勝手の良いトイレにするために、設計段階で、設備の機能や配置について、当会と協議すること」
その後、平成28年1月に、佐倉市が「佐倉市暮らしの便利帳マップ」を株式会社ゼンリンに協力を頂いて発行することとなり、上記の「佐倉の会」の要望に基づき、佐倉市と株式会社ゼンリンと「佐倉の会」が協議し、その結果、「佐倉市暮らしの便利帳マップ」にオストメイトトイレの設置場所を盛り込むことを決定することが出来た。

■(佐倉市暮らしの便利帳)評価基準を策定し、市内の主要な施設のオストメイトトイレを数値化
「佐倉市暮らしの便利帳マップ」にオストメイトトイレの設置場所を盛り込むために、「佐倉の会」と佐倉市議 高木大輔が協力して、佐倉市内の公共及び民間のオストメイトトイレ実態調査を行った。その結果、公共施設(12ヶ所)、駅(6ヶ所)商業施設(23ヶ所)にオストメイトトイレが設置されているものの、実際にオストメイト当事者の方がトイレを使用した場合、使用しづらいトイレが散見された。そこで、「佐倉の会」にオストメイトトイレの評価項目を策定して頂きあ、市内すべてのオストメイトトイレを数値化し、一定の数値が上回ったオストメイトトイレ10ヶ所を「佐倉市暮らしの便利帳マップ」に記載することにした。併せて、オストメイトについて市民の理解をひろく求める為、オストメイトの説明の掲載を行った。くわえて、オストメイトトイレの取組みをオストメイトトイレ専用ホームページ( http://ostomate.jimdo.com/ )で広報している。

■(松戸市防災マップ)約61k㎡ある松戸市を3つのエリアに分割してマップ作成
松戸市議 関根ジローが2014年12月議会で提案したことがきっかけに、翌年1月に松戸市は株式会社ゼンリンと「災害時における地図製品等の供給等に関する協定」を締結した。この協定の一環で、防災マップを株式会社ゼンリンに協力頂いたうえで作成することになった。約61k㎡ある松戸市を3つのエリアに分割したマップを作成することにより、詳細な地図情報の表示が可能になったことで「車椅子対応トイレ」の表記を実現した。このエリアごとに3分割された3種類のマップは、計45000部、株式会社ゼンリンから松戸市に寄付して頂いた。

以上 の内容で提出します。

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