テーマは「オストメイトトイレの実態と改善への提言」です。
下記の内容でエントリーしました。
「学校トイレの洋式化の推進」を政策課題に掲げ、児童・生徒、教育現場に携わる方々、トイレメーカー、設計士、NPO団体などとの意見交換や現地調査をすすめる中で、トイレに関する様々な社会問題に直面しました。
これまで、市議会で※①4回の議会質問でトイレの問題を取りあげた結果、トイレについて取組むべき課題は「オストメイトトイレの施設充実」という結論に達しました。
2006年12月にバリアフリー新法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)が施行されて、オストメイト対応設備の設置が義務付けられ、不特定多数が利用するデパート、ショッピングセンターや旅客施設など多くの施設に設置が拡大しました。あわせて、公共施設の耐震化、災害時のトイレ環境の整備などが全国的に推進されています。
設置してあるオストメイトトイレの実態を調査しますと、バリアフリー新法施行以降、多目的トイレ内でのオストメイト対応のトイレの設置が大半となっています。
また、多目的トイレの定義が法的に明確になっていないこともあって、オストメイトトイレ、車椅子使用者用、オムツ台やベビーベット等が一緒に設置されており、逆に目的に応じて使用したい人を制限している等の問題があることに気付きました。
さらに、現在、公共施設に設置がすすめられているオストメイトトイレについては、デザイン性は優れていても利用者には身長・体格差の違いに対応できない構造になっており、利用者は昇降式のオストメイト専用トイレの設置を求めていることがわかりました。
多目的トイレ内の設備を利用するオストメイトの方のトイレを使用する滞在時間や排出物の臭いの問題を考慮すると、従来の多目的トイレとは別に独立したオストメイト専用トイレの必要性を実感しました。
今後、トイレについて社会問題としてとらえ、※② 議員が取組むべき課題として
① 多目的トイレの定義の明確化
② オストメイトの方々が利用し易いトイレの設置と普及
が政策課題だと私は考えます。
オストメイトの方は、高齢の方や身体的なハンディに引け目を感じ意志を伝えられない弱い立場の方々が多く、その「声なき声」を行政課題として取りあげ、対象人口20~30万人と言われているオストメイトの方々が社会で活躍できる環境づくりを実現して行くのが、政策課題だと考えます。
私のトイレの取組みは、今後、トイレに関する取組みを行う議員の方々の参考にして頂きたいとの思いで
」
という形で、トイレ環境の充実のため、情報共有を目的としたホームページとして公開しています。
【別紙書類】
※①「トイレの取組み変革」
※②「今後、議員として取組むべき課題」
添付資料参照
※③「オストメイト政策研究」ホームページ
以上
以上 高木だいすけの活動報告でした。