佐倉市HPより
平成28年4月25日、佐倉市、成田市、香取市、銚子市の4市と千葉県が申請した「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み―佐倉・成田・佐原・銚子・百万都市江戸を支えた江戸近郊の四つの代表的な町並み群―が平成28年度の日本遺産に認定されました。
このページでは、今回認定された日本遺産を紹介いたします。
千葉県教育庁文化財課のページでも今回認定された日本遺産を紹介しています。ご参照ください。
「日本遺産」とは?
「日本遺産」は、地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の文化・伝統を語る「ストーリー」を文化庁が認定するものです。
昨年度から始まった日本遺産は、平成27年度に18件、平成28年度に19件の計37件が認定されています。東京オリンピック・パラリンピックの開催される2020年までに100件程度認定することを目標としています。
日本遺産は、文化財そのものではなく、歴史や風土に根差した「ストーリー」を重視し、魅力ある有形・無形の文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内外に戦略的に情報を発信することが特徴です。
これまでに認定された日本遺産については、文化庁のこちらのページをご参照ください。
認定された「ストーリー」について世界から一番近い「江戸」今回認定された「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」は、複数の都市にまたがってストーリーが展開する「シリアル型(ネットワーク型)」の日本遺産です。
北総地域は、百万都市江戸に隣接し、関東平野と漁場の太平洋を背景に、利根川の水運と江戸に続く街道を利用して江戸に東国の物産を供給し、江戸のくらしや経済を支えました。
こうした中、江戸の文化を取り入れることにより、
政治・軍事の両面で江戸を支え、学問にも力を入れた城下町佐倉
成田山の門前町として大いに発展した成田
水運と商家の町の面影を今も伝える佐原
天然の漁場を臨む好地にある港町・銚子
という、四つの特色ある都市が発展しました。
これら四都市では、江戸庶民も訪れた町並みや風景が残り、今も東京近郊にありながら江戸情緒を体感することができます。
成田空港からも近いこれらの都市は、世界から一番近い「江戸」といえるのです。